
悩み別に解決するスキンケアのテクニック ~シミ~
2018.05.15美容
シミとはなんでしょう。
皮膚にできる茶色や黒色の斑点や局面で、アザや皮膚ガンなど特殊な病気を除いたものが、一般に「シミ」と呼ばれます。
シミが作られるしくみは、皮膚が紫外線を浴びるなどの刺激を受けると、エンドセリンなど情報伝達物質が指令を出し、メラノサイトが動き始めます。
そうです、メラノサイトが黒いメラニン色素を作り、紫外線から肌の奥を守るという一種の防御システムです。
すべてのシミは紫外線で悪化します。
シミに対してはいろんなケア方法があります。ここでは「美白ケア」についてお伝えします。
「美白ケア」とは美白化粧品によるケア、ピーリング、ビタミンCイオン導入などをさしますが、どのケアが、どのタイプのシミに効果があるのか、定まっていません。
いろいろご自身で試して確認するほかはありませんね。
しかし、シミができるまでにいろいろなステップがありますから、そのどこかで食い止められれば予防になるわけです。
これまで、シミにならないための方法を2つ紹介してきました。
今回はシミ予防の第三弾として「ホームピーリング」を紹介したいと思います。
「ピーリング」という言葉はよく耳にすると思います。化学的に角質を除去して、肌代謝を高め、肌全体の若返り効果をもたらす目的があります。
ピーリングとは「皮をむく」という意味で、「怖い」というイメージをもつ人もいますが、実際は少しずつでも続けることで、シミ、しわの予防やニキビ対策にもなります。
美容皮膚科で行われるのが『ケミカルピーリング』ですが、それが自宅でも化粧品を使ってできるようになったのです。
但し、ピーリング化粧品を選ぶうえで、気をつけることや避けたほうがいいものもあります。
ここでピーリングの『タブー3つ』を上げておきます。
①ふき取るタイプもこするタイプに入ります。
②スクラブタイプのざらざらが入っているもの
③ゴマージュと呼ばれる消しゴムかすがポロポロと皮を取れるタイプ
特にこするタイプは避けたほうがいいでしょう。
「取れた」と感じやすいのでいいかもしれませんが、こする行為を頻繁に行っていると、肌の負担になり、肌が黒ずみます。どうしてもというときは週に1、2回にしておきましょう。
ピーリング成分としてはAHA(フルーツ酸)やBHA(サリチル酸)などの「酸」があり、肌にのせるだけで、角質を溶かす作用があるため、こする必要がないのです。
ピーリング化粧品としてオススメは、『ミルク』や『ジェル』などの洗い流すタイプです。
また、塗りっぱなしでできる美容液タイプのピーリング化粧品の場合は毎日でも使用したいですね。
※他にも、石けんや洗顔フォームをピーリング効果のあるものと変えるだけでもお手軽に「ピーリングケア」ができます。
ただし、ここにも、お手軽ゆえに、注意しておくべきことが・・・
正しく洗顔をすることでピーリングの効果を最大限に活かすことができますが、使い方を間違えると、効果が得られるどころか、乾燥や肌荒れの原因となり、逆効果につながることにもなりかねません。
ピーリングのしすぎは、肌のターンオーバーが早まりすぎます。
新しい細胞の生成が進まず、未熟なままはがされ続け、本来の働きであるバリア機能や保湿機能が果たされないという結果の上、皮膚は薄く、敏感肌になってしまいます。手軽さゆえに陥るダメージリスクを考慮して、使用頻度や肌の様子を見ながら使うことをお勧めします。
ピーリングをする上で、更に注意するポイントを紹介します。
①洗顔前は肌を温めること
温めることで、皮膚が柔らかくなり、角質が除去しやすくなり、毛穴も良く開き、毛穴の汚れも落ちやすくなる効果があります。蒸しタオルやお風呂に浸かって体を温めてから行うのがオススメです。
②放置してパック状態に
こすって落とすことなく、『酸』の力で溶かしながら落とすので肌に2~3分ほどおいて、優しく洗い流しましょう。
③洗顔後はしっかり保湿ケアを忘れずに
ピーリング後は、肌に刺激を与えないように、優しく水分を吸わせましょう。
決して、タオルで顔を擦ったりしないように。
ピーリング後は乾燥しやすい状態です。セラミドやヒアルロン酸などでしっかり保湿をしましょう。
④日焼け対策も忘れずに
ピーリング後は外からの影響を受けやすくなります。紫外線対策もお忘れなく。
以上、肌を若返らせることは、とても手間がかかるものですね。
でも美容皮膚科に行かずとも、自宅で、時間もお金もかけず、手軽にシミ、シワの予防やニキビ対策ができるのは確かです。容量や頻度をしっかり守ってやってみてください。
赤みやかゆみなどの症状が出た時は、使用を中止し医師に相談しましょう。
ラフィージュ化粧品の美容液洗顔「ホットジェリーウォッシュ」もマイルドピーリングをおススメしています。是非試してみてね。